②いよいよ「災害救助犬」と「セラピードッグ」に対面!【グレートバディGreat Buddy】コラボ
ナースリーでは、2019年春号より、災害救助犬の育成や派遣、捜索活動への支援を目的に誕生した、認定NPO法人・日本レスキュー協会公認ブランド『グレートバディGreat Buddy』の医療ウェア・シューズ・グッズを11型リリースいたしました。
今回ナースリーと日本レスキュー協会のコラボで生まれた商品から『グレートバディGreat Buddy』のブランドロゴ使用料の一部が、日本レスキュー協会の運営・活動費に充てられます。
認定NPO法人日本レスキュー協会
事務局長/災害救助犬事業責任者:岡 武 様
企画広報事業責任者:今井 雅子 様
2018.11.16 @日本レスキュー協会:兵庫県
もともと保護犬だった子たちも、セラピードッグとして今活躍しています
チェリー
徳島県の公園で痩せ細った状態のところを保護。保護主さんの元で元気になった後、日本レスキュー協会へやってきました。 ごはんもおやつも大好き!お散歩行くのもウキウキしちゃう♪甘えん坊でおてんばな女のコ。 「わたしのおかあさんになってください!」
いよいよワンちゃんたちとご対面。まずは最初の部屋へ。今井さん:子犬とか病気の犬とか、なるべく目が届く範囲にいてほしいワンちゃんたちをここに置いています。今日、お休みのワンちゃん、スタッフが連れて帰っている子もいるので、空いているケージとかもあるんですけれど。
※黒いワンちゃん(チェリー)に吠えられる…
今井さん:この子たちも元々は保護犬なんですけれど、スタッフたちが連れて帰って生活しているワンちゃんです。こちらの子はセラピードッグとして今活動しています。(チェリーを指して)この子も放浪していた子です。今3歳なんですけれど、生後4か月くらいの時に公園を放浪していました。元々たれた耳になっていて、もしかしたらブリーダーさんが売り物にならなくて捨てられたのかもしれません。でも今は自然にきれいに耳が立ったんです。
今井さん:この子は空ちゃんっていうワンちゃんです。お母さんは東日本大震災の時に福島県から避難してきて3日目に生まれたんですよ。今は私が引きとって愛犬として暮らしています。これまでお仕事も一緒に手伝ったりしてましたが、もう7歳になるんです。
今井さん:ここで里親とかにもらわれずに亡くなった子たちの写真を飾っているんです。奥に犬舎があるんですけれど保護した子たちがいます。保護したばかりの子たちは警戒心が強くて結構吠えると思うので、スッと通って行きますね。手だけ出さないようにして下さい。
次の部屋へ
※ワンちゃんたちすごい吠えてて聞えない…
今井さん:野菜をトッピングしたりして食事療法で病気にならないようにスタッフが気を付けています。
救助犬はいつ出動するか分からないので、
食器も感染症が出ないように洗った後、煮沸消毒しています
ラブラドール・レトリーバー
【災害救助犬の部屋】
今井さん:この子がホープくん。4年前の広島の災害から出動しました。熊本、九州豪雨と今回の広島での捜索活動にも出動しました。
今井さん:この子が先程話した龍馬くん、保健所から保護した子ですね。こっちの子はまだ1歳の太陽くん。
ナースリー:この子、広報紙で見ました!
今井さん:この子は人が大好きなんです。(撫でてもらえてワンちゃん嬉しそう…)
今井さん:こっちの子はジェイくんと言って、西日本豪雨の時に出動しました。ホープとジェイが現役で活動している子たちになります。
今井さん:こっちはラフィーと言いまして、ブリタニー・スパニエルという海外の猟犬の一種です。とっても元気で、お笑い担当なんです。
今井さん:てんちゃんは訓練していたんですけれど病気で発作が起きるんですよね。そのため引退し、今リタイヤウォーカーを探しています。
HOPE(ホープ)
ラブラドール・レトリーバー2018年の豪雨災害、2016年熊本地震や2017年九州北部豪雨災害へ出動し活動しています
J(ジェイ)
ラブラドール・レトリーバーホープとともに災害現場へ出動し活動。身体への負担を考慮し災害救助犬の活動は8歳まで。残された活動期間頑張っています
Raffi(ラフィー)
ブリタニー・スパニエル優れた身体能力を持ち、嗅覚も素晴らしい。ですが、無我夢中になりハンドラーの指示が届かないことも。危険な現場で動きのコントロールができるように訓練中
龍馬(りょうま)
雑種生後間もないころ、高知の保健所から保護。最初は人に怯え心を開いてくれませんでしたが、訓練を通して人とのコミュニケーションがとれるようになりました
グリュック
ジャーマンシェパードドッグてん(TEN)
ラブラドール・レトリーバーワンちゃんたちは、食事を朝1回の子、朝・夜2回の子など様々です。フードも筋肉をつけたい子、太らせたい子によって変えています。あとはワクチンをいつ打ったとか、体重とかを記録して管理しています。救助犬はいつ出動するか分からないので、食器も感染症とかが出ないように、食器も全て煮沸をしてから使います。犬舎って臭うことが多いと思うんですけれど。
ナースリー:全然臭いがしないですね。
今井さん:毎日、水洗いして衛生面に配慮しています。
ナースリー:普通に飼われている犬より毛並がつやつや。
今井さん:筋肉が付いて鍛えられていますからね。
※外に出て施設説明
今井さん:(駐車されている車を見て)この車も頂いたものなんですよ。これは24時間テレビさんに頂きました。こちらも支援者さんが「よかったら使ってください」ということで頂きました。
ナースリー:皆さんお車で通勤されているんですか?
今井さん:レスキューはいつ出動するか分からないので、夜中でも出動できるように車で来ているスタッフが多いですね。
来場型のセラピードックハウスは、
普段の犬たちの雰囲気が見てもらえお気に入りの子を見つけてもらえます
皆輪(みわ)
ロングコートチワワ
みんなのお姉さん的存在
~皆輪(みわ)より、ひとこと~
私に癒しを!!
【セラピードッグの部屋】
今井さん:もともと、セラピードッグたちはいろんなところに行くっていうことが多かったんですけれど、個人宅でも来てほしいなどの依頼があったので、プレハブを改造して来場型の施設をつくったんですよ。これを改装する際に大阪のうつぼロータリークラブさんが全て改装代を出してくださいました。
※ナースリー:みんな女の子なんですね。
今井さん:訪問先に行くと少し緊張することがあるんですけれど、ここだと普段の犬たちの雰囲気が見てもらえるので、来られた方も楽しんでもらえます。身体が大きい子から小さい子までいます。皆輪(みわ)ちゃんは、7歳の女の子です。
今井さん:ここにこれだけワンちゃんがいるんですけれど、大型犬・中型犬・小型犬でそれぞれ特徴があるので、皆さんにも喜んでもらえています。訪問するとなると連れて行くワンちゃんしか会えないんですけれど、ここに来てもらえるとみんなに会えます。お気にいりの子を見つけてもらったりしています。
にこり
ゴールデンドゥードゥルボールで遊ぶことが大好き!セラピードッグとして、施設訪問、東北への被災地慰問など大活躍中!
ハッピー
ラブラドール・レトリーバーセラピー候補として日本レスキュー協会へやってきました。まん丸お目めが愛らしい、いつでも元気いっぱいな女のコです!
海音(みおん)
柴犬性格:元気いっぱいやんちゃ娘
~海音(みおん)より、ひとこと~
男のコじゃないよ!女のコだよ!
みらい
トイ・プードル性格:暴れん坊将軍
~みらいより、ひとこと~
第2の名前は「からあげ」
今回は災害救助犬やセラピードッグたちと触れ合うことで癒されるとともに、日本レスキュー協会の活動の広さと努力に感動しました。
③に続く……次回はいよいよ最終回。
災害救助犬HOPE(ホープ)の訓練の様子を動画で紹介します! 近日公開!
災害救助犬の育成や派遣への支援、動物福祉活動などの支援を目的に誕生したブランドで、救助犬と訓練士の関係“すばらしき相棒”を意味しています。今回ナースリーでの取組みにより『グレートバディGreat Buddy』のブランドロゴ使用料の一部が、日本レスキュー協会の運営・活動費に充てられます。「お買いものから始まる社会貢献活動を、犬たちと一緒に始めてみましょう!」というナースリーから看護師・医療従事者の皆さまに向けての提案です。